技術情報

technique

Our Manufacturing 私たちのものづくり

素材と向き合い、精度を極める。
それが私たちのものづくりです。
創業以来、モータづくりを中核としながら、その性能を極限まで引き出す精密金属加工、
そして新たな可能性を拓く樹脂成形といった要素技術を、絶えず磨き続けてきました。
ここで紹介するのは、挑戦の結晶です。
お客様の「こんなものを作りたい」という想いを、ぜひ私たちにお聞かせください。

Technology 白鳥恵那愛知電機の技術情報

01. 高信頼性モータ技術

自社一貫生産が叶える信頼性

過酷な環境下でこそ、部品の真価は発揮されます。
エアコンの圧縮機内部という極限状態から、1/1000mmの精度を司る工作機械まで、当社で製作するモータは、あらゆるシーンで力強く、そして静かに動き続けています。
多くのメーカーが外部に頼る鉄心(コア)を自社で一貫生産するからこそ実現できる品質とスピードで、お客様の製品に信頼性をもたらします。

この技術による製品例

モータコア
モータ製造に不可欠な中心部品で、鉄心とも呼ばれます。精密なモータコア(鉄心)製造技術が、その性能を支えています。
ハーメティックモータ
エアコンや自動車のコンプレッサに組み込まれる密閉型モータ。高温・高圧の過酷な環境に耐える、極めて高い信頼性が求められます。
サーボモータ
1/1000mm単位の精密制御を可能にする、工作機械の頭脳。ミクロン単位の加工精度が、その品質を証明します。
応用製品用モータ
水中ポンプやシュレッダーなど、様々な製品に展開。オーバースペックともいえる品質を、独自の生産体制で競争力のある価格でご提供します。
シャッター開閉機
確実な動作と高い安全性が求められるシャッター開閉機。安定した品質の樹脂成形技術が、その信頼性を支えます。

この品質を支える
主な製造工程

  1. プレス加工

    国内有数の高速プレス機を駆使し、モータの主要部品である鉄心(コア)を高速・高精度に打ち抜きます。
    車載品質にも応えるため、金型メンテナンスも自社で徹底して行います。

  2. 加熱処理

    プレス加工後の金属部品は、油焼炉・焼鈍炉によって加熱処理を行い、内部応力を除去。
    磁性の安定化と寸法精度の確保により、モーター性能を高水準で維持します。
    加熱条件や冷却速度も厳密に管理されています。

  3. 検査

    人の目と自動測定を融合した高精度検査体制
    加熱処理後のコアを、製造現場内で人の目視検査と、三次元測定機・画像測定機を用いた寸法・形状検査を実施。
    製造直後に検査を完了できる体制を整えており、異常発生時の即時対応が可能です。
    品質管理記録もロット単位で徹底されています。 

    車載用ハーメティックモータ用のコアは、グループ会社の組立部門へ出荷します。

  4. 組立工程

    巻線済みのコアや自社製の高精度シャフト、マグネットなどを、熟練の技術者が一つひとつ丁寧に組み上げます。ミクロン単位の精度が求められる箇所では、機械任せにしない人の手技が品質を支えます。

    • 巻き線
      絶縁処理された銅線を、鉄心(コア)に正確かつ均等に巻き付けます。巻き数、張力、整列状態がモータの性能に直結するため、厳格な管理のもとで緻密な作業を行います。
    • 配線
      巻き終えたコイルと端子の接続処理を行います。
      導通確認、接続強度の確認を徹底し、通電時の安定性を確保。
    • 成形
      巻き線部を樹脂で封止し、外部からの湿気や振動から内部構造を保護。
      モーターの耐久性・信頼性を高める要の工程です。
    • ワニス処理
      巻き線部を樹脂で封止(成形)し、さらにコイル全体に絶縁ワニスを染み込ませます。これにより、湿気や振動、熱から内部構造を強固に保護し、モータの耐久性と信頼性を極限まで高めます。
  5. 外観検査・サージ試験

    最終組立後には、外観のキズ・汚れ・異物の有無を目視で確認。
    さらに、絶縁破壊が起きないかを確認するサージ試験(耐電圧試験)を実施。その結果はシリアルナンバーと共にデータ保存され、10年後でも製造時のスペックを確認可能です。

  6. 最終検査

    外観のキズや汚れなどを人の目で厳しくチェック。
    さらに、絶縁破壊が起きないかを確認するサージ試験(耐電圧試験)を実施し、安全性を完全に担保した製品だけを出荷します。
    この万全なトレーサビリティが、私たちの品質保証体制の根幹です。

02. 精密金属加工技術

素材を操り、精度を極める

ものづくり技術のアイデアが満載に詰まっているのが、金属加工技術です。
国内でも数少ない巨大高速プレス機が生み出す高精度な鉄心(コア)。4mの鋼材からミクロン単位の精度を削り出すモータシャフト。他社が敬遠するステンレスなどの「難削材」の加工にも果敢に挑戦し、お客様の高度な要求に技術力でお応えします。

この技術による製品例

モーターシャフト
モータの回転力を伝える重要な軸部品。1/1000mm単位の精度で仕上げ、スムーズな回転を実現します。
各種精密金属部品
お客様の図面に基づき、様々な形状の金属部品に切削による追加工が可能。
難削材の加工もお任せください。鋳造製品のご依頼への対応も可能です。

この品質を支える
主な製造工程

  1. 切削

    約4mの丸棒鋼材をNC旋盤で精密に加工し、シャフトの基本形状を整えます。
    段付き、溝切り、キー溝など、複雑な形状もこの工程で作り込みます。

  2. 熱処理

    切削後のシャフト表面の機械強度の向上、
    残留応力の除去による精度確保など、品質へのこだわりを徹底します。

  3. 研磨

    切削後のシャフトをセンタレス研削盤や円筒研削盤で精密に研磨。
    この工程で1/1000mm単位の公差調整を行い、ベアリング部などの完璧な精度を確保します。

  4. 転造

    ねじ部やセレーション部は、削るのではなく「転造」で成形。
    塑性加工のため、耐食性や疲労強度が飛躍的に向上します。

03.
高精度インサート成形技術

金属と樹脂をひとつに

金属と樹脂、異なる素材を寸分の狂いなく一体化させる「高精度インサート成形」は、当社の最もチャレンジングな技術です。従来は複数の部品を組み合わせていた工程を一つに集約し、コストダウンと品質向上を同時に実現。金型の設計段階からお客様と伴走し、自動化だけでは到達できない、複雑で高精度な樹脂製品をカタチにします。

この技術による製品例

樹脂成型品(インサート成形品)
金属端子などを樹脂で一体成形した複合部品。部品点数の削減や、製品の小型化・軽量化に貢献します。
各種精密樹脂部品
複雑な形状や薄肉構造など、高度な技術が求められる樹脂部品。金型設計からご提案し、お客様の理想を形にします。

この品質を支える
主な製造工程

  1. 金型セット・調整

    射出成形機に金型を取り付け、型締力・温度・圧力・速度などを製品に合わせて最適化します。
    精度を左右するこの工程では、繰り返し試験を実施。自社に金型研磨作業場も保有しており、常に最高のコンディションで成形に臨みます。

  2. 射出成形

    溶融した樹脂を金型へ高圧で射出。
    数秒から数十秒のサイクルで製品を生み出します。自動化されたラインの中にも、業界歴20年以上の職人による微細な調整が加わることで、機械だけでは到達できないワンランク上の精度を実現します。

  3. トリミング・バリ取り

    成形時に発生する微細なバリ(余分な樹脂)を、手作業または自動機で丁寧に除去。
    外観の美しさはもちろん、組立時の嵌合性など、製品の機能性に関わる重要な工程です。

  4. 検査

    全数検査を基本とし、機械による検査漏れを防ぐため、人の目による抜取検査も実施。
    お客様の求める基準を確実に満たしていることを、二重のチェックで保証します。

  5. 梱包・出荷

    検査に合格した製品は、型番・ロットごとに厳密に管理され、最適な形態で梱包されます。
    静電気対策や仕分けなど、製品の特性に合わせたきめ細やかな配慮で、お客様のお手元まで完璧な状態でお届けします。

こんなお悩み・ご要望は
ありませんか?

  • 部品点数を削減するため、金属と樹脂を一体化させたい。
  • 他社で断られた難削材(ステンレス等)の加工を依頼したい。
  • 1/1000mm単位の高精度な金属部品・シャフトが必要だ。
  • 短納期で高品質なモータを安定供給してくれるパートナーを探している。
  • 金型の設計段階から相談できる、技術力のある樹脂成形先を探している。

一つでも当てはまることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
長年培ってきた技術とノウハウで、お客様に最適なソリューションをご提案します。

※モータ技術に関しては、グループ会社の愛知電機の製品請負のみで他社様への製造供給は行っておりませんので、予めご了承ください

Contact お問い合わせ

あらゆるご相談に対して、長年培ってきた技術とノウハウで、お客様に最適なソリューションをご提案します。
さらに、岐阜の山奥から、世界品質を生み出す一員となる熱意ある方の採用エントリーも随時受け付けております。